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[料理地獄編] 味覚オンチの料理好き

 最近ちょろちょろと料理を嗜むようになりました。
 もともとお袋の味というものが、雑というかセンスというか、味がアレというか、おかずに葉っぱとメインにゲロみたいな味がするお雑炊を、イタリア料理と断言し出しちゃう家庭で育ちました。
 とにかくそれを十年近く食し、舌が完全に麻痺してしまい、初めてマクドナルドを食べたとき世界一美味しいんじゃないかと思ってしまうほど、スーパーのお総菜、お弁当がもうごちそう騒ぎな味覚オンチに進化してしまったのです。
 友人の家などでご飯をごちそうして頂いた時、あぁそうか、うちの味って普通と違うんだ……と悟ってしまったのはいい思い出です。
 味覚オンチなんてものは、ネガティブなイメージで扱われる場合が多いかと思うのですが、これが中々便利なもので、最低限の味が保っていれば、もうなんでも美味しいし、食になんか一切こだわる必要がないのでお金もかかりません。
 奥さんとか恋人とかが出した料理に口出しして、喧嘩になる。なんてことをよく耳にするのですが、まあそんなこともありません。だって味分かんないから。
 なんでも美味しい美味しいと言ってばくばく食べてしまう便利な体質特典付きです。
 ただ友人と食堂なんかに食べに行き、あまり美味しくなかったねえなんて話題の時は冷や汗もので、改めて自らの味覚異常を悟ってしまうわけであります。
 そんな舌バカの私ですが、最近、料理を味わう幸せを喪失しているかも。と意識するようになりました。
 昔までは、なんでも美味しいならそっちの方が幸せじゃん。と思っていたのですが、やっぱり美味しいものと、いまいちなものの区別を付けられて、初めて美味しいものを美味しいと言え、料理を味わえるのかなと思うようになりました。
 少しはこの味覚オンチを改善しようと思ったわけです。
 とりあえず美味しい物の食べ歩きとかはお金がかかるし、胃が小さく小食なもので、それは却下。
 身近に出来る簡単なものは料理だと思い立ち、積極的に自炊を試みることにしました。
 で、最近これが中々楽しくって、なぜ、まかない料理なんてものがあるのか、意味がようやく分かるようになりました。
 食材の使わない部分とか、余ったダシなんていくらでも有効活用できるのですね。
 料理なんてものは知れば知るほど、これが結構なかなか向上心が沸き上がって、楽しいです。
 といっても、がっつり厳格な料理! というわけでもなくて、相変わらずジャンクな食生活をしていますが、それはそれで趣味程度の嗜み方で、いいかなぁと。
 ちなみに今日は、パックで冷凍していた出汁に醤油と調理用酒をおおざっぱに加えて、醤油だしにし、袋ラーメンをぶち込んみ美味しく召し上がりました。
 料理が上手な方からすれば、自分の料理手順なんて奇妙なことだらけかもしれませんが、少し前まで出汁の概念すらよく分かっていなかった自分にとって、下ごしらえをして、出汁を数時間かけて取ってるなんて、コロンブスが卵を潰して立てちゃうくらいの進歩です。
 現在、着々と料理に対する楽しさとか、味に対する意識が向上中。
 そんな私の料理。ただやっぱり味に期待はできません。
 というのも、これが、なんというか、自分の妙な料理でも、何を食べても、あいもかわず、なんでも美味しい!
 味覚オンチの病巣は結構深いかも。
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by dtm_hama | 2008-05-19 00:29 | 食、料理
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